干渉しない波ソリトン
干渉しない波ソリトン
普通の波(線形波)は、波の重ね合わせの原理に従います。
波の重ね合わせの原理に従わない波がソリトン(非線形波動)なのです。
非線形波動ソリトン
普通の波の理論(線形波動)では波の重ね合わせの原理が成り立つが,重ね合わせの原理に従わない波が非線形波動である。
ソリトンの非線形相互作用は混沌を導かずに,逆にある条件の元で,自発的に自己組織化された形を生じる.
ソリトンは非線形(粒子)の相互作用と分散の効果が釣り合いながら安定性が保たれていることが知られている.非線形の相互作用により秩序的な波が出来るという意味で,乱流の場合と正反対の作用を非線形性が生み出している.滑らかな水の振動が細かな振動に壊れていくのではなく,ある種の共鳴現象を起こしソリトンが誕生する.ソリトンが崩れそうになると,自らそれを引き戻そうとするのだ.
波は空間的に拡がったもの,粒子は集中したもの,波は重なり合い互いに通過する性質があるが,粒子は衝突して方向が変わるものである.
「ソリトンは両方の性質を備えもち,衝突しても形が変わったり壊れたりしない.」
現在の知識では,非線形性ゆえにソリトンがエネルギーを伝え,エネルギーの流れを高める役をしていると解釈される.
ソリトンの歴史
1834年の夏、スコットランドの船員ジョン・スコット・ラッセルが奇妙な波を見た。
ラッセルが馬に乗って運河のほとりを散策していたら、一艘の船が運河の両側の2頭の馬に引かれて進んできた。それが急に止まったとき、船の舳先から突如として盛り上がった水が波となって進んでいった。ラッセルが驚いてその波を追ったところ、何マイルも運河の上を伝わり、運河が曲がるところで消えた。ラッセルは船舶技術者だったので、この波を実験的につくれないかと工夫し、日夜の苦労のあげく、ほぼ目撃した通りの「盛り上がった水の進行」に似た現象がおこることを確認した。
これが最初のソリトンの“発見”だった。いまではこの「盛り上がった水の進行」は浅水波ソリトンとよばれている。こうして「ソリトン=孤立波」の歴史の幕が切って落とされた。
波がもつ奇妙な性質はすでにレオナルド・ダ・ヴィンチも夢中になって観察し、研究をしていた。ヘルムホルツ、ケルビン、レーリー、ポアンカレも波と流れの関係に関心をもった。これはまとめて「乱流」(タービュランス)の研究というもので、たとえば川の流れのどこかに岩があると、その背後にどのような渦ができるかということを、なんとか法則的に解明しようとした。その渦はよく見ると、さらに小さな渦を生み、そこへ川の流れがやってくると、まるで渦を食べるかのように流れの姿も変わっていく。
ところが、この性質が手ごわい。結論をいえば、その性質は従来の線形的な考え方ではまったく解けず、非線形的な考え方を導入するしかないことがわかってきた。
たとえばレイノルズ数というものがある。オスボン・レイノルズが発見したもので、いろいろの大きさのパイプの中の水の流れを研究しているうちに、流体は一つの数値で特徴づけられていて(これがレイノルズ数)、その数値がある臨界値をこえると乱流が生まれることが見えてきた。しかもレイノルズ数は、流れの規模が川のように大きなものでも、筆箱の中の水でも変わらない。いったいこれはどうしてなのかということになってきたのである。
自然現象の中に見られるソリトン
- 浅い水路を進むボートの舳先から発生する波
- 津波
- 木星の巨大赤斑
- ポリアセチレン中のソリトン—白川英樹のノーベル化学賞と関連
- プラズマ中の非線形波動
- 非線形光学
- はしご型LC回路
「松岡正剛の千夜千冊『ソリトン・非線形のふしぎ』渡辺慎介」からの引用です。
音響共鳴ソリトン空間
オーディオを聴いている空間(音場)の波を、
干渉しない波「ソリトン」へと変化させてやることにより、
音の濁りや音像の滲み、定在波による唸りなど、波の干渉による現象が
すべて消滅してしまいます。
波の干渉を起こさないソリトン空間は、
原音の響きやアーティストの音楽性を聴く人にリアルに伝えてくれる、
理想の「録音/再生音」を実現します。
音楽ソースの情報をリアルに再生させるには、
常に合成波や定在波が発生している空間(音場)の波を、
「ソリトン」へと転化させてやれば良いのです。
音場の波の性質を
「干渉する波」から「干渉しない波ソリトン」へと転化させるには、
ソリトン共鳴パターン「アルス(ARS)」を用います。
アルス(ARS)の私的な仮説
ソリトン空間創生のメカニズムは、
- ソリトン共鳴パターンと物質の持つ固有振動により、音の媒質である空気粒子を揺動します。
- 微弱な空気粒子の揺動は、音場の波の干渉性を破壊する極微弱な量子デコヒーレンスを引き起こします。
- この量子デコヒーレンスは空気空間(水蒸気を含む)に、微弱な摂動(乱れ)を生じさせます。
- この気がつきにくいほどの極微弱な空気粒子の摂動(乱れ)がソリトンの種となり、負のフィードバック効果による自己代入が繰り返されます。
- 摂動(粒子間の共鳴相互作用)により励起した空気粒子を伝播する波動(光と音のエネルギー)が共鳴により同じ属性を持つエネルギーへと転化します。
- 空気粒子を伝播する波動の粒子性と分散性が釣り合いながら安定性の保たれたソリトン波動を生み出します。
- 空気粒子の微弱な揺動が持続されることで、エネルギーの高められた音響共鳴ソリトン空間は維持され続ける。
と私は考えています。
孤立波であるソリトンは、複数の波同士が衝突し一体化した次の瞬間には、
複数の波はすり抜けて、衝突前と同じ波形を保ちながら何事もなかったかのように、
お互いに安定して存在している波、と言われています。
波は空間的に拡がったもの,粒子は集中したもの,波は重なり合い互いに通過する性質があるが,粒子は衝突して方向が変わるものである.
「ソリトンは両方の性質を備えもち,衝突しても形が変わったり壊れたりしない.」
現在の知識では,非線形性ゆえにソリトンがエネルギーを伝え,エネルギーの流れを高める役をしていると解釈される.
「松岡正剛の千夜千冊『ソリトン・非線形のふしぎ』渡辺慎介」からの引用です。
アルス(ARS)は、微弱な振動波(揺動)により、
空気粒子にデコヒーレンス(干渉性の破壊)が作用し続けることで、
粒子の相互作用と分散の効果が釣り合いながら安定性の保たれた、
音響共鳴ソリトン空間を生成している、私は考えています。
ソリトン空間「アルス(ARS)」は、
非線形性ゆえに、ソリトンが音響エネルギーを明瞭に伝え、
共鳴ソリトン空間のエネルギーの流れを高める役をしていると解釈されるのです。
量子論では、物質もエネルギーの一形態と言われており、ソリトン空間を形成している
部屋や車も、物質とソリトンのエネルギー共鳴により、エネルギーの流れが高められる。
つまり、ソリトン空間を形成している物質の持つエネルギーも高められた状態になる、
と私は考えています。
ソリトン共鳴パターン「アルス(ARS)」は、
- オーディオ再生空間の空気粒子にパターンの反射光と物質の固有振動による揺動により、
- 空気粒子を伝播する波動エネルギーに極微弱な摂動(乱れ)を起こし、
- これが気づけないほどの微弱な共鳴を起こすソリトンの種となることで、
- 出力しそうになったエネルギーを自分自身に自己代入するという操作が何度も繰り返される負のフィードバック効果により、
- 粒子性と分散性という属性を持った波動エネルギーへと転化し、
- ソリトン空間を創出する。
と私は考えています。
アルス(ARS)は、見た目は普通の金色の模様シールですが、
設計プロセスは、自然の波動エネルギーの形態をベースに作成しています。
アルス(ARS)のセッティングは、
音楽ソースに収録されている音楽性や響き、空気感などを最大に引き出すために、
収録場所や楽器などの自然なアナログの響きを含んでいるCDを利用して、
理想的な音響を再現してくれる最適なピンポイントに貼り付けます。
たったこれだけの微調整で、
あなたの部屋や車内を超アナログのソリトン波動エネルギー空間へと転化させ、
原音を再現させる「理想的な音響共鳴ソリトン空間」を創出します。