原音再生空間
原音再生
原音再生とは、音源に収録されているエンジニアが意図した原音を、
再生空間に再現させるという意味で用いています。
今現在、私たちが室内で聴いている音楽は、音源から発せられた原音と、
その反響によって生じた結合音やうなりを聴いていることになるのです。
結合音やうなり(定在波)は、音源から発せられた波が部屋の四方の壁や天井、
床などで反響し、向かい合う波同士が衝突することで波形が変化したものなのです。
このように、空気を伝播する波は、波の重ね合わせの原理に従って波形が変化する
という性質を持っているのです。
エジソンが蓄音機を発明してから130年、
以来、物理的に「録音/再生音」は不可能だ、と今もいわれ続けています。
この不可能を覆し、結合音やうなりを発生させないソリトン空間ARSは、
理想の原音再生を実現させているのです。
音源のリアルな原音再生は音響共鳴ソリトン空間でのみ聴くことが可能なのです。
なぜ、普通の空間で「録音/再生音」は不可能なのか?
なぜ、物理的に「録音/再生音」は不可能なのか……??
何が、ボトルネックになっているのか!!
という疑問がわいてきます。
これらの疑問を検証してみますと、
音源から発せられた音波は直接音として空気を伝播し私たちの聴覚に伝わります。
音源から発せられた音波は部屋の四方の壁や床、天井などで反響し、
波同士の衝突が起こります。
音速を345m/秒と仮定すると、
6畳の部屋での反響回数は一秒間で100回以上にもなるのです。
幸いなことに私たちが聴き取れる反響回数は5回程度といわれていますから、
原音とかけ離れた音は聴かなくて済むのです。
この波同士の衝突が、結合音やうなりを生じさせているのです。
結合音やうなり(定在波)は、部屋の形状や材質、調度品の配置等により変化しますから、
同じオーディオ機器を用いても聴く部屋により音は微妙に違って聞こえるのです。
このような現象を「波の重ね合わせの原理」と呼んでいます。
このように、音源に収録されている原音と再生される音は、
似て非なる音なのです。
これが、「録音/再生音」(原音再生)は物理的に不可能だ、
と言わしめている理由なのです。
理想の原音再生ソリトン空間
この積年の懸案を本質的に解決したのが、
原音再生ソリトン空間ARS(Acoustic resonance spatial soliton)
アルス(ARS)なのです。
アルス(ARS)は、室内の音場をソリトン音場へ転化させることで、
「録音/再生音」(原音再生)を可能にしています。
エンジニアが意図した音響(原音)と室内のソリトン反響(原音)をピンポイントで
音響共鳴させてやることで深みのある響きを持った原音再生を実現しているのです。
このように、室内空間の波を「ソリトン」へ転化させてやることで、結合音による音像の
「滲み」や「濁り」、定在波による「うなり」は消滅してしまいます。
アルス(ARS)を設置した空間は、
音像が発するクリア&リアルな原音再生を可能にするのです。
アルス(ARS)は、音楽ソースに収録されている繊細で深みのある響きや
それぞれのパートが奏でる音楽を、ダイナミックでリアルな音像ミュージック
として直覚させてくれます。
音楽をリアルに再現させるには、アルス(ARS)を用いて空間を
「原音再生ソリトン空間」へと転化させればよいのです。
アルス(ARS)パターンの貼り付けやオシレーティングプレートの設置は、
音楽ソースの再現性を最大限に高めるために、空間の響きが収録されている
アコースティックギターなどのCDを聴きながら、深みのある最適な響きを再現させる
音響共鳴ピンポイントを探します。
レコードを用いたセッティングでは、針圧調整を行った後にアルス(ARS)をセットし、
最適な響きを奏でてくれる音響共鳴ピンポイントを探します。
レイカでクリーニング&コートを施したレコードの音響は、あらゆる面で
完全にCDを超えてしまいます。
恐るべし、レコードです!!
ARSは、たったこれだけの簡単な作業で、あなたの部屋の波動を理想の原音再生音場へと
転化させてしまうのです。
ホームオーディオにアルス(ARS)を適用するときは、テスティングCDを用いて
音場ステージの基本セッティングを詰めておくことをお勧めします。
後は、必要であれば、
再生された原音を各自の好みに合わせるべく音質調整をするのみです。
私には、この音質調整はまったく不要ですが。